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2024.04.20 - 
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脱毛(発毛)のメカニズム その2

2006.07.15 - 脱毛のメカニズム
今回は脱毛がどうして起こるのか?

髪のサイクルでは無く、身体的及び外的要因を探って行きましょう。

不規則な生活・・・人間の細胞は昼間は殆ど作られず夜作られます。
          その時間帯は午後10時~午前2時です。
          特に頭皮の新陳代謝が最も活発に活動するのが、
          午前0時~2時の間です。この時間帯に起きていると、
          極端な話ですが、髪が成長する時間が殆ど無い訳です。
          生活の多様化、コンビニ等24時間営業やインターネットの普及
          間違い無く髪には悪影響です。
          髪に限らず、細胞が生まれ変わらないと言う事は、
          老化の原因にもなります。

血行不良・・・髪に栄養を運んでくるのは、血液です。
        と言う事は栄養を運んでくれる血液の流れや血管が細くなると、
        髪の成長に悪影響を与える訳です。

        その為、タバコは、髪に甚大なダメージをあたえます。
        タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があります。
        その結果、頭皮の血液循環が悪くなり、
        髪に充分な栄養が行き届かなくなります。
        さらに、一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結合し、
        酸素運搬能力を低下させ、酸素欠乏を引き起こします。
        栄養と酸素の供給が減ると髪の寿命が短くなり
        髪の成長にも悪影響を及ぼします。
        アメリカで発表された研究結果では、喫煙により脱毛を促進する
        男性ホルモンが増大することが分かっている そうです。
        自分が吸わないのは勿論、副流煙による受動喫煙にも気をつけましょう。
        タバコは、見ない、吸わない、近づかない。

        次に、肩こりは肩から首にかけての血行障害によって起こります。
        当然、肩こりが起こると首から上の頭の血行も連鎖的に悪くなります。
                
        そしてストレス。ストレス状態になると、
        人間の血管は収縮されてしまいます。
        ストレスでは、血管の収縮の他に食欲不振や睡眠不足、
        肩こりに胃腸の障害と2次被害も懸念されます。

        紫外線も髪、そして頭皮に大敵です。
        紫外線に長時間当たると、血流はドロドロになります。
        そして、軽い火傷状態になります。
        秋は抜け毛の季節と言うのは、紫外線の影響かも知れません。
        
脂・・・    頭皮には脂と共に脂が大好きな雑菌が50種類ほど存在します。
        それらの働きによって、毛穴が脂で塞がると、それだけで髪の毛は、
        成長を阻害されてしまいます。さらに毛穴の脂を放置しておくと、
        脂栓となり、文字通り栓をしてしまい生えて来なくなります。
        また、毛穴の中が脂でいっぱいになると
        毛根を固着する力も低下してしまいます。
        そして、頭皮脂の過剰分泌されている方は、大体がフケを発生させています。
         かゆいと感じ始めたら黄色信号です。
    
男性ホルモン・・・男性ホルモンは男性の20代半ばから増えていきます。
          男性ホルモン自体にも髪の成長を阻害する働きはあるのですが、
          実は、それ以上に手強い事態によって脱毛が促進されます。
          それは、先ほど説明しました、頭皮の脂です。
          薄毛や脱毛状態になると、皮脂腺が増え増大します。
          皮脂腺が増大すると「5αリアクターゼ2型」と言う酵素が発生します。
          その5αリアクターゼ2型と男性ホルモンが結びつくと・・・
          DHTと言う物質が誕生します。
          このDHTの髪に対する萎縮率は、男性ホルモン単体の
          実に10倍とも100倍とも言われています。
          男性型脱毛を抑える為には、男性ホルモンではなく、
          頭皮の脂と結合してDHTを作らせないようにする為に、
          頭皮の脂を徹底的に除去する事が分かって頂けたでしょうか?

食生活・・・ 髪の成分はタンパク質です。当然良質のタンパク質を取る事が重要です。
        最近は、欧米食化が進み脱毛、薄毛の人が昔に比べて増えたと言います。
        欧米食化と言えば肉食中心。でもなぜ肉はタンパク質が豊富にあるのに、
        なぜ、脱毛の原因に挙げられているのでしょう?
        ここまで読んでいる方ならお解かりですね。
        そう、タンパク質以上のです。
        そして、刺激物、糖分、塩分も髪によくありません。
        そう言った理由でそれら全てを兼ね備えている
        ラーメン(特にインスタント)は髪に大敵と言えます。

        タンパク質を作る臓器は肝臓です。アルコールを大量に取得すると、
       肝臓の働きが悪くなるのは周知の事実。
       髪の成分が作られないのだから、髪の成長に悪影響です。
       また、お酒を飲むと良く眠れると言うのは全くの嘘。
       実際はアルコールの影響で浅い眠りになってしまいます。
       毎日の晩酌はそう言った睡眠不足を引き起こす事も髪によくありません。
       そして、コンビニ弁当などに使用されている保存料は、
       頭のみならず、人体にも悪影響なのは言うまでもありません。
        
               
体質遺伝・・・遺伝も原因の1つに挙げられる事があります。
       でも、脱毛する遺伝という訳では無いのです。
       例えば汗かきの遺伝により頭皮の脂が分泌しやすい人などは、
       結果的に脱毛しやすくなります。しかし、同じ体質遺伝でも、
       毎日しっかりシャンプーする兄と
       適当に気が向いた時シャンプーする弟
       どちらが将来脱毛状態になるかは一目瞭然ですよね。
       だから、同じ遺伝を持っている兄弟、親子でも、
       禿げる人と禿げないがいるのです。
       大事な事は生まれ持った遺伝ではなく、後天的な普段のケアと心がけなのです。

急激、過度のダイエット・・・
       極端なダイエットも育毛上よくありません。
       髪の毛に回る栄養がなくなりますし、
       栄養を運ぶ血液の流れも鈍くなります。
       健康な生活と育毛は密接な関係があります。
       体を壊すようなダイエットは、ストレスにもつながり育毛にも悪影響です。

その他・・・ パーマや脱色、染色剤の使用。
       これらは、液で頭皮の毛穴を塞ぐだけでなく、頭皮自体にダメージをあたえます。
       軽い火傷の状態と言えば分かりやすいでしょうか?


以上の事に2つ3つ該当している方は要注意です。
夜中に、カップラーメン食べながらインターネットをしているあなた。
このままの生活を続けていたら、近い将来(もう始まってる!?)は相当危険ですよ!

身体的、外的な脱毛のメカニズム(髪のサイクルが弱く短くなる原因)が分かった所で、
その点を踏まえた上で、次回から自宅でのケアの方法を解説して行きましょう。

※しかし、悪者の様に書かれた頭皮の脂も全く無ければ良いと言う訳ではありません。
外敵(紫外線等)から守る働きもありますし、
逆に頭皮の脂が足り無い事で脱毛になる方もいます。

大事な事は食生活や生活習慣で過度に出すぎた脂を除去する事であり、
体に良い正常な生活環境で正常な頭皮バランスを保つ事なのです。
      
繰り返しますが、
「体に良い事は、髪に良い事」「体に悪い事は、髪に悪い事」と覚えて下さい。
脱毛症は痛みがありません。あるのは、気にする人の精神的苦痛です。
肉体的痛みが無いから見落とされがちですが、
脱毛、薄毛が昔と比べ2倍になった背景には、

「24時間社会(不規則な生活)」「子供の体力低下」「欧米(肉中心)食の一般化」が
あります。髪の毛だって体の一部。
無理をして悲鳴を上げている体の危険信号を、脱毛症によって伝えているのです。

         
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